メルト(ラルver) [小説]
お久しぶりです;携帯の方で書いてた小説がまとまったのでこっちに載せようと思います。
今回は初音ミクの曲の「メルト」をもとにして書いてみました。ラル視点ですが、結構キャラ崩壊してるので純情なラルさん(というか素直すぎる?)が苦手な方はやめた方がいいかも;あとコーヒー淹れるのにいる機械ってなんですかねー・・・?うろ覚えで書いたからあとで間違えてたら直します;
文章が雑なのは許してください;それではどうぞ。
鳥のさえずりなんて可愛らしいものではないけれど、朝早起きな鳥たちの鳴き声が窓の外から聞こえる。
もう朝か・・・・・・そんな気づいても仕方ないことを思いながら体を起こしてカーテンを開ける。
寝起きの目に差し込む朝日がまぶしい、今日もいい天気だ。
着替えるためにクローゼットを開けた、あ、あけ・・・・・・・・・
クローゼットの中からは数少ないとはいえ自分の私物は全て姿を消し、代わりにあったのは、
さほど派手ではない桜色のワンピース、それに合わせてか真っ白なウサギを思わせるファーのついた上着にお揃いの白い手袋、薄茶色の長めな編上げのブーツと朝日を反射させて光る花の髪飾り。
そんな乙女チックなものは自分には特に縁の無いものだ。
今日は1日部屋で過ごすことにしよう・・・・机に向かうと見慣れないレモン色の封筒が置いてあった。あて先などは何一つ書かれていない。
何だろう・・・・・とても悪い予感がする。
恐る恐る封筒を開けると中には便箋と一枚のメモが入っていた。
便箋は見覚えのある無駄に綺麗な癖のない文字で聞きなれた口調で書いてあって、すぐに差出人が誰か推測できた。
まぁ、こんな事する奴はそいつとあと1人しか思い当たらないしな、相変わらず何てことをいつもやらかしてくれるのだろう、こっちの迷惑も考えてほしいものだ。
そう思いはしても困らせようとしているんだからそんなことは言っても意味がない、どころか奴等の行動がエスカレートするだけなのでやめておく。
怒りと呆れのあまりため息がこぼれる。それでも仕方なく文面に目を向けた。
ちゃおっす、突然すまないんだがお使いに行ってきてくれ。
俺の愛用しているドリップマシンが先週ついに壊れちまってな新しいのを店に注文してあってその受け取りが今日なんだが急な仕事が入って行けなくなっちまった。
だからその店に『桜色のスカートに花飾りをつけた長めの黒髪の女が取りに来る』って言ってあるからそこにある服を着て同封してあるメモの店まで行ってきてくれ、それが終わるまではクローゼットの中身等々は返さないからな。
P.S.同じような封筒を持ってる奴がもう一人いるからそいつと行ってくるといいぞ。
・・・・・・・リボーンの奴次会ったら殺す。
リボーンを探しに行こうとして今の服装では部屋から出ることさえできないことに気付いた。
何を隠そう今着ているのは白いひざ丈ワンピース1着のみなのだから。ちなみにこの服はルーチェから寝間着にと渡されたものだ、断じて俺の趣味なんかではない。
どうしようもないので服を着替える。何故かその服は自分にぴったりだった、何であいつが俺の服のサイズを知ってるんだ?
そんなことを考えていたが鏡を見た瞬間恥ずかしさのあまり全て吹っ飛んでしまった、これで出かけろというのか?
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